*健康教室 六甲ハートクラブ

心臓突然死について

神戸市灘区 内科・循環器内科 竹内内科 健康へのヒント 高血圧とは?

●高血圧とは?


心臓が全身に血液を送り出し,血管を血液が流れるときの圧力を血圧と呼びます。この血圧が,140/90mmHg未満の状態にあるときは正常血圧と測定されます。しかし,何度測定しても140/90mmHg以上であれば血圧が高いと考えられ,常に160/95mmHg以上を示すような状態を高血圧と呼びます。

 

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神戸市灘区 内科、循環器内科の竹内内科 健康へのヒント 高血圧は何故こわい?

●高血圧は何故こわい?


血圧の高いこと(高血圧)それ自体は,痛くも痒くも苦しくもありません。では,高血圧症は何故恐ろしい病気なのでしょうか。それは徐々に血管の病気を進行させ,遂には脳卒中や心筋梗塞などの命に関わる病気を,ある日突然発症させる大きな原因とるからです。病院には毎日のように救急車で脳卒中や心筋梗塞の患者さんが搬送されてきますが,多くの方が高血圧を持病に持っていたり,またご自分が高血圧であることを知らなかったりすることが多いことに驚かされます。高血圧症は血圧の高い人や脳卒中で倒れた人がいる家系に発症しやすい,いわゆる遺伝病の一種です。また,そういう家系にいる方ほど徐々に血圧が上がり,自覚症状のないのが特徴です。つまり,高血圧そのものよりも,それに気づかなかったり,気づいていても放置しておくことによって発症してくる致命的な血管系の合併症,すなわち脳卒中や,心筋梗塞こそが最も恐ろしいものなのです。この意味で,高血圧症はサイレント・キラー(沈黙の殺人者)と呼ばれます。

 

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神戸市灘区 内科、循環器内科の竹内内科 健康へのヒント 高血圧症をどう治療する?

●高血圧症をどう治療する?


高血圧症と診断されたら,血圧を下げる治療を開始しますが,それは直ちに血圧を下げる薬(降圧薬)を服用することではありません。日本に2,500万から3,000万人いるといわれる高血圧症のうち7割以上の患者さんは軽症高血圧といわれる程度の軽い高血圧症で,これらの多くは簡単な外来検査をしてみますと,心臓,脳,腎臓などの主な臓器にまだ高血圧の影響がほとんど現れていない人達です。血圧のレベルでいえば,140〜160/90〜100mmHg程度が軽症高血圧とされています。このような患者さんでは,降圧薬をすぐ服用するのではなく,まず生活習慣の改善を行う,いわゆる非薬物治療を行います。現在,血圧を下げるのに効果が確かなものは,塩分の制限(食塩にして1日6〜8g程度),肥満の是正(身長から概ね100を引いた体重以下)節酒(1日ビール大1本または酒1合程度まで),適度の運動(楽に会話が出来る程度の歩行を1日20分以上)などです。
これら,生活習慣の改善を2〜3ヶ月続けても高血圧が持続する場合は,降圧薬の服用を開始することになります。又,軽症高血圧であっても脳卒中の兆候があったり,心肥大や腎障害などの臓器障害が既に認められる場合はやはり降圧薬治療の対象となります。もちろん,中等症以上の高血圧が持続する場合は,非薬物療法を行いながら降圧薬を服用し,血圧を徐々にコントロールしていく必要があります。いずれにせよ,長い目で見て,ある日突然襲ってくるであろう脳卒中や心筋梗塞の危険性を少しでも予防するのだ,という気持ちで治療を続けることが必要です。

 

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神戸市灘区 内科、循環器内科の竹内内科 健康へのヒント 血圧の薬は一生のむのか?

●血圧の薬は一生のむのか?
以前は血圧の薬は一生飲み続けるものと言われていました。しかし最近,血圧が正常化すれば降圧薬を休薬,あるいは中止しても高血圧症が再発しない場合のあることがわかってきました。ただ,自分で勝手に薬を止めると,以前にも増して高血圧が進展し,心臓や脳の合併症が起こりやすいことも事実です。血圧が正常になった腎臓などの主な臓器にまだ高血圧の影響がほとら必ず医師に相談し,医師の指導のもとに降圧薬を休薬し,休薬した後も定期的に医師によって経過を観察してもらうことが大切です。人に言われたり,自分の判断で勝手に薬の服用を止めることだけは控えましょう。

 

 

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