*神戸市灘区 竹内内科・循環器科 検査機器・検査内容のご案内

●胸腹部レントゲン検査 機種名:HITACHI Radnext32
●デジタルX線画像処理(FCR)システム
2009年7月デジタルX線画像診断システム(FCR)を導入しました。
デジタルX線画像診断システムでは、従来のアナログ式X線写真法と異なり、センサー機能、画像表示機能、画像保管機能が別々の装置で実現されています。このため、患者様の被曝低減が可能であること、画質改善や計測等の画像処理が可能であること、大量の画像データを少ないスペースで保管でき、容易に整理、検索が行えることなどの数多くの利点を有します。電子カルテと同じコンピューターモニター上でX線画像を見ることができます。
機種名: FUJIFILM FCR CAPSULA-2 CR-IR356

デジタルX線装置

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●心電計
■ノイズの少ない波形を自動で選んで解析するオートキャプチャ機能 ■合成18誘導心電図を用いたACS診断補助機能
■心臓突然死に関連したBrugada型心電図、J波解析に対応 フクダ電子 最新解析アルゴリズム TGバージョン
■前回と今回の心電図/解析結果をその場で比較できるデータ比較機能

機種名: FUKUDA FCP-8700 (2019/04/15更新)

心電計

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●ホルター心電図検査

(右写真、上は身体に装着する装置で下はデータを解析する装置)
胸に電極をはりつけ、ICメモリーカードの入ったわずか重量40gと軽量・小型でディスプレイ付防水タイプ、24時間全ての心電図変化の記録が可能です。これにより症状発現の有無に拘わらず日常生活中の心電図変化が記録できるので狭心症や不整脈の診断に役立ちます。以前は検査センターに解析を依頼し2週間を要しましたが、当院ではデジタル型ホルター心電図計により5分で解析可能。すぐに診断でき必要な治療を開始できます。


機種名: FUKUDA FM-960  (2019/05/16更新)
      FUKUDA FCP-8800 (2019/05/20更新)

ホルター心電図検査
ホルター心電図検査

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●運動負荷試験(自転車エルゴメーター運動負荷装置)

運動をすることにより心臓に負担をかけて、その時の患者さんの症状、心電図変化から狭心症の診断をします。運動負荷にはマスター2段階試験、トレッドミル負荷試験、自転車エルゴメーター負荷試験がありますが、当院では膝関節の負担が少なくより安全な自転車エルゴメーター負荷試験を用いています。コンピューターの制御下に通常3分ごとに徐々に運動量を増やし、心電図変化や自覚症状の変化を調べます。当院では開院以来、約400例の検査を行っていますが、トラブルの発生はありません。万全を期し運動により誘発される可能性のある緊急の不整脈に対しポータブル型除細動器(写真中)を装備しています。

運動負荷試験(自転車エルゴメーター運動負荷装置)のイメージ写真

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●携帯心電図計

 日常生活中の有症状時に30秒間記録可能です。SDメモリカードに300回(30秒〜3分)のデータ保存が可能です。SDメモリカードに300回(30秒〜3分)のデータ保存が可能です。従来の心電図検査(12誘導,ホルター)で所見がない患者さんや発作の頻度が低い患者さんにHCG-901を1〜2週間貸し出しし、日常生活での心電図記録や発作時に随時記録。狭心症、不整脈のスクリーニングに威力を発揮します。

機種名: OMRON HCG-901 (2015/09/28更新)

携帯心電図計

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●心エコー検査(カラードプラ超音波画像診断装置)

超音波を心臓の上からあて、心臓の形、心臓の壁の動き、心臓の内腔の大きさ、心筋の厚さ、弁の状態を調べます。最新のカラードプラ法を併用することにより、血流の変化、弁逆流を知ることが可能です。心臓の機能を把握するのに欠かせない検査です。検査は簡単で苦痛もなく、いつでもできる利点があります。

機種名: Canon Xario200 (2015/09/28更新)

心エコー検査(カラードプラ超音波画像診断装置)のイメージ写真

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●動脈硬化度測定検査(フォルムPWV/ABI)

日本人の3大死因は「がん」「心疾患」「脳血管疾患」です。なかでも「心疾患」 「脳血管疾患」は、いずれも血管の壁が厚く硬くなって弾力性が失われてしまう『動脈硬化』が原因です。血圧測定と同じように両手、両足首の 4箇所の血圧をオシロメトリック方式自動血圧計により同時に測定し、足首と上腕 の血圧の比(ABI)を算出することで、動脈硬化による大動脈血管の狭窄の程度を診断します。また心電信号、心音図、血圧計カフより脈波伝搬速度(PWV)を計測する事により血管伸展性を評価し、動脈硬化度を判断することができます

機種名: FUKUDA COLIN form-01L04245A
      (2015/09/28更新)

動脈硬化度測定検査

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●自動血圧計 健太郎 
わが国における自動血圧計の普及は著しく全国で7000万台も普及しています。
家庭血圧の測定により治療継続率の改善が得られ、早朝高血圧、白衣高血圧、仮面高血圧、治療抵抗性高血圧の治療方針の決定に有用です。
当院の中待合室に設置している自動血圧計により診察直前の血圧を測定しています。

機種名: OMRON HBP-9020 (2015/09/28更新)

自動血圧計

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●心不全の血中マーカー測定装置を導入しました。 
高齢化が進むなか、心不全患者数はさらに増加の傾向にあるといわれています。血中のBNP(脳性ナトリウム利尿ペプチド)は心臓にストレスがかかると心室から分泌されるホルモンです。BNPの濃度が高いと心臓が弱っている可能性が強くなります。つまりBNPの血中濃度が心不全の重症度に相関します。当院ではRoche社製cobas を用いて約15分以内に心不全マーカーNT-proBNPの測定結果が得られ、心不全の病態把握、治療指針の決定など迅速で適切な対応が可能です。またこの検査機器を用いることにより急性心筋梗塞の診断に有用なトロポニンT,肺血栓症の診断に有用なD-ダイマーについても測定することができます。

・心筋梗塞の検査 トロポニンT  CK-MB  ミオグロビン ・肺塞栓症の検査  D-ダイマー ・心不全の検査  NT-proBNP


機種名: Cobash232

血中マーカー測定装置

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●血液凝固分析装置 コアグチェック(CoaguCheck XS)
心臓弁膜症や心房細動の患者さまは血栓による脳梗塞(脳塞栓)を防止する目的で抗凝固薬(ワーファリン)の内服が必須です。抗凝固療法のモニタリングのためにプロトロンビン時間国際標準化比 (PT-INR)を最低月に一度測定します。PT-INR測定を外部の検査機関に依頼している施設では、この結果を知るために再来院の必要があり患者さまの負担が大きかったのですが、新しい血液凝固分析装置コアグチェック(CoaguCheck XS)を導入している当院では約1分以内に測定結果が判明し、的確な抗凝固薬(ワーファリン)薬剤量を決定することができます。

血液凝固分析装置コアグチェック

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●SIEMENS社製ヘモグロビンA1cアナライザーDCAバンテージ(糖尿病血糖値コントロールの指標:HbA1c(ヘモグロビンA1c)解析機器)
日本の糖尿病患者数は2007年には2200万人を越え増加の一途をたどっています。糖尿病は生活の質(QOL)を低下させ生命予後に重大な影響を及ぼす心血管病の代表的原因疾患です。ヘモグロビンA1c (HbA1c)とはブドウ糖と結びついたヘモグロビン(血色素)で、現時点より過去1〜1.5ヶ月間の平均血糖値を反映しているため、糖尿病患者さまの生活や症状を把握するために糖尿病の治療コントロールの良否には欠かせない検査です。HbA1c測定を外部の検査機関に依頼している施設では、この結果を知るために再来院の必要があり患者さまの負担が大きかったのですが、ヘモグロビンA1c解析機器DCAバンテージを導入している当院では約5分以内に測定結果が判明し、的確な糖尿病血糖コントロールの評価が可能です。またDCAバンテージにより、糖尿病の重篤な合併症である糖尿病性腎症の早期の指標となる微量アルブミン尿を検出することができます。

SIEMENS社製ヘモグロビンA1cアナライザーDCAバンテージ
SIEMENS社製ヘモグロビンA1cアナライザーDCAバンテージ
SIEMENS社製ヘモグロビンA1cアナライザーDCAバンテージ

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●携帯用睡眠時無呼吸検査

家族や周囲の人に「いびきが大きい」「眠っているときに呼吸が止まっていた」と言われたことはありませんか。 夜間に十分な睡眠時間をとっているはずなのに、日中に眠くなって困るという人がいます。このような場合、大きないびきをかき、睡眠時に無呼吸があるなど、夜間の睡眠中の呼吸に問題が見られることがよくあります。当院では自宅でも検査可能な睡眠時無呼吸症候群のスクリーニング検査を行っています。

動脈硬化測定検査機器写真

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肺活量、換気量を測定するスパイロメトリー検査のご案内

●肺活量、換気量を測定するスパイロメトリー検査

近年、肺の生活習慣病として慢性閉塞性疾患(COPD)が注目されています。COPDは習慣的な喫煙が主な原因です。日本の潜在患者数は530万人いるといわれています。COPDは進行性の疾患であるため、早期に発見し病変の進展を防止することが重要です。肺活量、換気量を測定するスパイロメトリー検査がCOPDの早期発見に最も有効な方法です。また高齢者の呼吸困難の一因として注目される気管支喘息の治療効果判定にもスパイロメトリー検査が有用です。当院は呼吸器内科を標榜科目としていませんが、中高年の喫煙者、喫煙歴のある方が多く来院されます。労作時の動悸、息切れ、呼吸困難を訴える方に呼吸器疾患と心疾患を鑑別する目的でスパイロメトリー検査を積極的に実施しています。


スパイロメトリー検査をするスパイロメーター